
石綿は1970年代から1990年代にかけて大量に輸入され、その多くは建築物に使用されました。
今後、当時の石綿含有建材を含んだ建築物の老朽化が進むことから、建築物解体、改修工事の増加が予想されます。
その他石綿含有建材(成形板等)
スレートボード等は養生をした後、湿潤化し破損させないよう丁寧に人力で撤去します。
石綿含有材を撤去後に、引き続き室内を使用される場合は、レベル1相当の養生と集じん機を用います。
破損させずに撤去が困難なビニル床対オル等は十分に湿潤化し、専用機器で除去を行います。
耐火被覆材, 保温材・断熱材等
短管等で除去作業場を作成し、レベル1仕様の養生を施した上で人力による断熱材除去を行います。
ウォータージェット工法で煙突内部断熱材を掻き落とします。上下開口部に密閉作業場を設けます。
小径配管等の保温材は、グローブバッグを使用しての除去をします。
石綿含有吹付材, ひる石等
労働基準監督署、大気汚染防止法等、各公庁への届出、計画書作成や施工後の報告書等作成します。
建物全ての石綿建材使用調査の為に図面確認後、現地にて目視調査を隅から隅まで実施します。
小及び大規模、複雑な内部足場まで、可能な限り石綿除去に最適な足場を作成します。
作業場床にベニア板養生を行います。これにより床シート養生の耐久性が大幅に上がります。
機器類の込み入った狭小空間等においても確実に手作業で石綿を除去し飛散防止に努めます。
鉄骨のボルト群などの石綿は人力作業では除去困難な為、ウォータージェットによる除去法を選択します。